今回は、TVSテレビ佐世保さんで毎年歯の健康週間に合わせて、6月と11月に放送されているお口の健康情報を発信する番組「佐世保生き生き8020推進隊」をご紹介します。

番組構成は全4回で次のようなテーマの情報発信をしています。

1回目　子どもの歯について

2回目　成人の歯について

3回目　高齢者の歯について

4回目　九州文化学園歯科衛生士学院の魅力について

毎年6月と11月に、1週目～4週目まで各週1つずつテーマに沿って「スポットイン佐世保」の中で放送されます。

※スポットイン佐世保は、同じ内容の放送が計6回あります。

これから過去に放送された内容の一部をご紹介します。

子どもの歯について

佐世保市民の方からのご質問にお答えしていきます！

Q.「子どもの歯磨きについて教えてほしい」

A.まずは歯磨きの意味意義について、いろんな媒体を通じて繰り返し伝える必要があり、歯磨きができたら褒めてほしいことを保護者の皆さまへ伝えます。子どもの歯磨きは大変ですが、家族みんなで時間をそろえることや、途中で一休みするなどさまざまな工夫が必要です。

Q.「歯が生える前はどうすればよいか」

A.歯が生える前から1日1回は、お口の中をガーゼで拭うなどして、習慣づけることが大事です。また子どもの矯正については、検査で歯型を取ったり、レントゲンを撮るので、３～４歳にならないと難しいです。

【歯医者さんからメッセージ】

子供がむし歯にならないためには４つのポイントがあります。

・歯磨きをきちんとすること。

・かかりつけの歯医者でチェックしてもらうこと。

・食事に気を付けること。お口の中に食べ物が入っていない時間をつくること。

・補助のものをうまく使うこと。フロス、歯間ブラシ、フッ化物洗口など。

磨かせてくれないのは大変ですが、以上のことを踏まえて、取り組んで欲しいと思います！

成人の歯について

佐世保市民の方からのご質問にお答えしていきます！

Q.「歯ぐきに効く歯磨き剤や歯ブラシを教えてほしい」

A.歯ぐきに効くと言われましたが、まずはお口の中を診せてほしいです。実はむし歯があるかもしれません。その場合はむし歯予防に効果のある歯磨き剤が良いです。まずはかかりつけの歯医者にご相談ください。

Q.「歯を無料で白くするのは？」

A.無料では難しいです。ただ、歯に着色がつきやすい食べ物があります。例えばコーヒーや紅茶で、着色が気になる場合は歯医者で落とすのをお勧めします。

【歯医者さんからメッセージ】

自分ではむし歯があるのか分からない場合も多々あります。特に歯周病であれば、なおのことわかりにくいので、歯医者さんでチェックしてもらう必要があります。佐世保市では500円で年に1回検診が受けられるので是非活用して欲しいと思います。

高齢者の歯について

佐世保市民の方からのご質問にお答えしていきます！

お年寄りになると、むし歯・歯周病・入れ歯もですが、きちんと飲み込めるか、噛めるかの確認も大事になってきます。

Q.「入れ歯を診てもらうのに、定期的に通っている」

A.入れ歯の調整をしてもらうのに定期的に歯科通院されているのは、素晴らしいです。とても大切です。歯ぐきがやせたりするとうまく噛めなくなったり、傷ができたりします。そのため定期的な歯医者さんの受診をおすすめします。

Q.「お口の中が心配、ガンとか、あと通えなくなったら。」

A.私たち歯医者は、通常ガンの手術は行いませんが、専門の歯科へ紹介することができますので、まずはかかりつけの歯医者さんを受診してください。また、なんらかの理由で歯医者さんへ通えなくなったときは、往診を行っている歯科医師が佐世保市歯科医師会にはいます。まずはお気軽に佐世保市歯科医師会にお電話を下さい。

【歯医者さんからメッセージ】

長崎県には後期高齢者の方を対象にした「お口いきいき健康支援事業」があります（無料）。むし歯、歯周病だけでなく、きちんと飲みこみができるか、噛めるかなどの検査もあるので是非ご活用ください。

九州文化学園歯科衛生士学院の魅力について

歯科衛生士という職業をご存知でしょうか？

歯科衛生士は、専門の学校を卒業し、国家試験を受ける必要がありますが、社会に必要とされるやりがいのある職業です。そんな素晴らしく魅力的な職業である歯科衛生士を養成する九州文化学園歯科衛生士学院。前回の番組ではその魅力とやりがいについて、衛生士学院の先生にじっくりお話して頂きました。

【九州文化学園歯科衛生士学院のホームページはこちら】

（土井添歯科クリニック　土井添雄介）